70年の歴史に幕 諏中諏女混声合唱の同窓会

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1947(昭和22)年、旧制諏訪中学校(現諏訪清陵高)と、諏訪高等女学校(現諏訪二葉高)の有志で結成した「諏中諏女混声合唱」の同窓会(小川勝嗣幹事代表)は、28日諏訪市のセイコーエプソン年金基金会館ゆうむ25で開く。今年は設立から70年。往時の中学生や女学生も米寿の88歳を迎える節目となり、今回限りで解散する。青春時代を懐かしみ惜別の思いを込め、「歓喜の歌」などを合唱、力強い歌声を響かせる。

混声合唱は「戦後の混乱期に少しでも夢をもち、自らの手で何かをつかみ、心の糧にしたい」と願い、47年12月16日に産声を上げた。戦争が終わっても男女の交流は厳しく、創立メンバーは校長、教頭を訪ねて直訴を重ね、やっと実現した。生徒にとって新しい時代の幕開けとなり、まさに青春時代を生きた証しとなった。

翌年の学制改革後も諏訪清陵高、諏訪二葉高に受け継がれたが、活動を始めて6年後の53年、練習場の確保が難しくなり、それぞれの音楽部の向上をはかる―などの理由で廃止に至った。

この間、延べ243人が在籍。両校の文化祭、音楽会などに参加して行事を盛り上げ、県学生音楽コンクールでは優勝4回、全日本学生音楽コンクールは東日本大会まで進み、数多くの足跡を残している。

97年、並々ならぬ努力の過程を盛り込 んだ会誌「青春の日の歌声」を発刊。念願の会誌が出来上が ったことを機会に、同窓会を結成した。同窓会はほぼ隔年で開催、歌い続けて今回で11回目となる。

当日は午後3時から開き、県内外から約40人が集う。かつて歌い込んだ音楽コンクール課題曲や、同窓会員で音楽家の竹内邦光さんが、島木赤彦の詩に、今回のために2部合唱に編曲した「光」などを歌う。

小川幹事代表は「『歓喜の歌』が二葉ケ丘に流れてから70年、関係者の皆さんに感謝したい思い。ハーモニーはそれぞれの記憶の中に、諏訪の地に長く生き続けることを信じたい」と話している。

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