信州南部の山地図集 伊那の宮坂さん

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「新版信州の山 南部326山」を自費出版した宮坂さん

山岳地帯の標高を問わずに山頂を踏査するピークハントを趣味にしている宮坂七郎さん(70)=伊那市西箕輪=は、味わいある手描きイラストで県南部の山を網羅した地図集「新版信州の山 南部326山」を自費出版した。全国から登山者が訪れる人気の南、中央の両アルプスから、行く人がほとんどいないマイナーな里山まで、すべて自分の足で全コースをたどり、コメントを添えた。宮坂さんは「後世に伝え、残したい信州南部の山を余さず掲載する」と出来栄えに胸を張る。

地図は、登山口やコース、所要時間、看板、ビューポイント、標高など山行に必要な情報を掲載 する。遠方から初めて来 た人が分かりやすいよう、登山口へのアプローチや周辺の観光情報、カーナビの設定場所などを載せた。

それぞれの山の特徴を「止山(入山禁止場所)に入るのは、昔なら殺されても文句を言えない重罪」(三界山)、「地元山岳会と町役場のバックアップで登山道整備が終えた」(傘山)、「鋸岳が奥穂のジャンダルムのように見える」(白岩岳)などユーモアたっぷりに解説する。

南箕輪村の経ケ岳はメジャーな仲仙寺ルートと大泉川ルートに加え、辰野町から黒沢山を経由する上古田ルートと大洞林道ルート、黒沢谷ルートを紹介し、7ページを割いた。黒沢谷ルートを「岩だらけ、沢登りとなる。覚悟して登山のこと」とコメントを添えた。

宮坂さんは「初めて来た人でもこの地図を見れば山を理解できるよう描いている。いい山なのに手入れが行き届かず、標識や道がない山もある。多くの人が信州の山を知り、登り、後世に伝え残していくのに役立てば」と願いを話す。

A4版。3000部を発行。2500円。オールカラー。上伊那地方の書店で取り扱っている。

今後、県内の北部版、中部版を発行する。

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