笑野さんに贈るシルク反物 市観光協会

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織り上がった反物を囲む観光協会と岡谷絹工房、宮坂製糸所関係者

岡谷市観光協会(中村文明会長)が、同市出身で市観光大使を務める歌舞伎役者の市川笑野さんに贈る衣装用反物が織り上がり、担当した岡谷絹工房(小山町子代表)から18日、中村会長に引き渡された。協会では今週中に笑野さんに贈り、衣装を制作する松竹衣装で女性役が身に付ける「長絹」(ちょうけん)に仕立てられる。完成した衣装は、9月3日にカノラホールで開く「市川笑野舞踊会」で着用するほか、岡谷蚕糸博物館で7月下旬から開く企画展「歌舞伎衣装展」にも展示し、広く一般に公開する。

観光協会では一昨年、「岡谷の絹や製糸業をPRするきっかけになれば」と、笑野さんに楽屋入り口に下げる「夏のれん」を寄贈。独特の風合いの生地が好評で、「次はこの生地で衣装を」と話が進み、笑野さんと関係者で打ち合わせながら制作してきた。

生地に使用した絹糸は、岡谷蚕糸博物館に併設する宮坂製糸所オリジナルの「銀河シルク」。300~400個の繭から繰糸した極太の糸で、通常の生糸の10倍の太さがある。この糸を京都の専門業者に依頼して染めた黄色と紫色の2色に、染めてない白糸の3色を使い、岡谷絹工房で幅80センチ、長さ6・5メートルの反物に織り上げた。

反物を引き渡した絹工房の小山代表は、「張りのある生地が衣装になった時、どんな風になるのか楽しみ」と、絹工房の織物が歌舞伎衣装になる日を楽しみにしている。反物を見た中村会長は、「風合いがいい」と感心し、「岡谷シルクが歌舞伎を通じて改めて注目される。笑野さんが着てくれること自体がPRになる」と期待を込めていた。

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