2017年06月20日付

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岡谷市が試験運用を始めた野生鳥獣目撃情報アプリは、IT技術を生かした面白い試みだ。あいにくスマホやタブレット端末は持っていないので、普通のパソコンで見ている。公表されてから5日間ほどだが、いくつも動物マーク(アイコン)が表示されている▼アプリを作成した目的は、クマなどの危険動物の場合は保育園や小中学校などの通学の安全確保につなげ、イノシシやシカなどの場合は農作物の被害軽減に役立てること。情報がたくさん集まってくれば、生息状況の推測にも役立つ▼19日までに登録された情報では、広範囲でカモシカの目撃情報があることがわかる。ついこの間は市中心部の市役所駐車場でも目撃されたというし、個人的にも市営球場近くの県道沿いで見掛けたことがあるから、人里近い山中で暮らしている可能性もある▼ツキノワグマも1件の登録があるが、塩尻市境の山中だから生息していても不思議はない。このアプリが市民の間にどの程度普及していくか未知数だが、利用者が増えて情報も増えれば、確かに市内の野生動物の生息実態を知る面白い資料になる▼周囲を山に囲まれている地域なので、特に山際に住んでいればキツネやタヌキの類は居ても当たり前。夜間に家の近くを徘徊していても気が付かないのは人間だけだ。このアプリが野生動物への関心を高め、彼らとの向き合い方を考えるきっかけにもなればいい。

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