岡谷市「シルキーバス」利用者 3年連続減

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岡谷市地域公共交通活性化協議会は28日、今年度の初会合を市役所で開き、地域公共交通の運行状況などについて協議した。コミュニティーバス「シルキーバス」の2016年度の利用者数は13万6541人で、前年度より約4400人減り、3年連続で減少した。1便当たりの平均利用者数は前年度と同数の8.4人を維持した。同協議会は利用促進に向けて10月からの一部路線変更・ダイヤ改正も提案し、了承された。

シルキーバスは路線バスの廃止を受けて市民の足を確保するため、2000年7月から2路線で運行を始めた。現在は2010年度に策定した地域公共交通総合連携計画に基づき7路線で運行。同計画では11年10月から3年間、実証運行を行い、14年10月から本格運行に移行した。

同協議会によると、利用者は主に運転免許を持っていない高齢者や未成年者で、買い物や通院、通学などで利用。人口減少に加え、高齢者の運転免許保有者の増加、家族の送迎、健康志向による徒歩や自転車での移動などの影響で利用者は減少傾向が続き、10年前の07年度と比べると2万人ほど減っている。

一方、16年度の運行経費は約7500万円。これに対し運賃や国の補助金を合わせた収入は約2100万円、28%にとどまる。市は運行事業者に対して赤字分を補てんしており、市の負担額は約5400万円に上る。同協議会では利用者などからの意見や要望を踏まえて路線変更やダイヤ改正に取り組んでいるが、利用者の増加に結び付いていないのが現状という。

今井竜五市長は同日の定例会見で、シルキーバスの重要性は変わらないという認識を示しつつ「乗って残す」が基本と強調し、引き続き利用促進に向けたPRに取り組んでいく考えを示した。

■長地今井線2便にバス停2カ所新設

今回の路線変更・ダイヤ改正では、湊地区住民の要望を受けて長地今井線の午前中の2便に「岡谷電機産業前」と「山田歯科医院前」のバス停2カ所を新設する。また、川岸線は中央通りや童画館通りを経由する便を設け、レイクウォーク岡谷やイルフプラザへ行きやすくする。

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