2017年07月01日付

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旅をすることの魅力は、日常の雑事や束縛から心を解放できるところにある。スケジュールの決まった団体旅行や限られた時間での観光旅行では難しい面もあるが、見知らぬ土地で出会いや交流があれば深みのある旅になるだろう▼「信州デスティネーションキャンペーン(DC)」がスタートした。JRと県内の自治体が連携し、旅行先として長野県を売り込む大型観光事業だ。「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」をキャッチフレーズに9月末まで3カ月間にわたって繰り広げられる▼長野の夏は、観光素材には事欠かないし、祭りや花火大会など催し物も多彩だ。さらに「おもてなし力」を加えて満足度の高い旅を提供しよう―と、「ずく出し!知恵出し!観光客を『おもてなし』」の合言葉のもと、来訪者を迎えるための準備が進められてきた▼上伊那地方では、飯田線の辰野―駒ケ根駅間で運行する臨時列車に地元の高校生らが「観光アテンダント」として乗り込み、首都圏からのツアー客と交流する。地域の魅力や郷土への思いを伝えることが重要な”任務”で、研修を積んだ生徒たちの意欲も高いとか▼旅行のスタイルや目的も多様化し、有名どころの観光では飽き足らない人も増えているという。例年より集客が見込めるこの夏は、信州の魅力を発信できる絶好の機会。一過性の盛り上げに終わらせず、リピーターの獲得につなげたい。

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