ロングライフパンのパネックス 伊那市へ進出

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消費期限が長い「ロングライフパン」を製造するパネックス(本社・岐阜県可児市)が、伊那市東原工業団地の空き工場を取得した。12月の操業開始を目指し、当初は月間50万個ほどの生産を見込む。従業員42人を地元採用し、同社の主力工場となる。前野朝彦社長(55)は6月30日、伊那市役所で環境保全に関する協定を市や地元東春近地区の関係組織と締結した。

ロングライフパンは山口県下関市の工場で製造しているが、生産力強化と首都圏に近い物流面を考慮して伊那市を3カ所目の生産拠点に選んだ。空き工場の取得と改装に3億円、機械設備に5億5000万円を投じた。

正社員30人、パート12人を採用する計画で、1年半後には月間生産量200万個を見込む。20種類ほどを作るが、伊那の工場では新たに健康志向の低糖質パンを生産する構想もある。

協定は同社と伊那市、東春近地区農政対策委員会、団地内にある児童養護施設たかずやの里(社会福祉法人たかずや福祉会)の間で締結した。

調印を終えた前野社長は「日持ちするパンに使う天然酵母はイタリアのアルプス山麓産で、伊那の環境と良く似ている。いいパンが作れると思う」と期待。「捨てないことが一番のエコロジーと考えており、(災害など)有事の際には地域の皆さんにパンも供給できる」と地元への貢献にも意欲を示した。

白鳥孝市長は「アルプスに囲まれた景観にすぐれた場所に立地し、企業イメージの向上にもつながると思う。今後もしっかりと支援させてもらう」と話した。

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