2017年07月02日付

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木曽町と王滝村で震度5強を観測した地震からきょうで1週間。運行を休止していた御岳ロープウェイも再開、夏の観光シーズンを迎えて関係者は胸をなで下ろしているだろう。諏訪や上伊那でも震度3を観測。日曜朝の眠りを遮る揺れに驚いた▼子どもへの防災教育が重要性を増している。富士見町で講演した慶応大学の大木聖子准教授によると、大地震では保護者が園児や児童を迎えに来られないことを想定した対応が肝要だという。発達段階に応じた身の守り方を学んでほしいと呼び掛ける▼諏訪市四賀小学校では下校中の災害を想定した避難訓練を取り入れている。万一の際、自分で判断し行動できるようになることが目的だ▼先ごろの訓練で児童はランドセルで頭を守りながら避難場所に移動。地域住民の力も借りながら避難時の段取りを学んだ。「どこから何が倒れてくるか考えながら行動した」。もう何度も訓練を経験しているのだろう。6年生の言葉からは自覚もうかがえる▼諏訪地域では東日本大震災の被災地を訪問する活動を足掛かりに、中高生の有志が学校の枠を超えて防災を考えるサークルが立ち上がった。仲間と共にどんな自主活動ができるか考えている。活動は始まったばかりだが、年齢の近い小学生や園児に防災教育をする役割を担ってもらえればありがたい。いずれにせよ、こうした地道な実践が減災につながる一歩になる。

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