診療6科目に充実 西箕輪診療所起工式

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伊那市が同市西箕輪に誘致した県厚生連の西箕輪診療所(仮称)の新築工事起工式が1日、現地で開かれた。市が運営する現在の西箕輪診療所に代わる医療機関で、来年1月の開所を目指す。診療科目は従来の内科に加えて、神経内科、小児科、整形外科、リハビリテーション科、泌尿器科の6科目に充実させる予定。訪問による診察・看護も行うほか、日帰りの人間ドックなど検査機能も強化し、予防も含めて地域の要望に応えていく。

旧西箕輪公民館跡地に建設し、敷地面積は2640平方メートル。建物は鉄骨平屋建ての790平方メートルで、診察室3室、処置室、内視鏡室などを設ける。施工はヤマウラ・宮下特定建設工事共同企業体、設計監理はアーキディアック、設計監修は全農長野1級建築士事務所。

マルチスライスCT(コンピューター断層撮影)などの機器も整備。通所リハビリを行うほか、訪問看護ステーションも設置して在宅医療にも力を入れる。総事業費は4億円で市が2億円を補助。用地も市が無償貸与するが、将来的には県厚生連が取得する予定だ。

運営は県厚生連富士見高原医療福祉センター(富士見町)が担い、同センター長の井上憲昭医師(67)が所長に就任して診療所に常勤する。さらにパートで医師も雇い、患者のニーズをみながら診療にあたる。

伊那中央病院など地域の医療機関とも連携して診療機能の充実を図る考え。井上センター長は「垣根を無くし、誰でも寄れて相談できる診療所にしていく」と話す。

現在の西箕輪診療所は将来的な医師の確保などが課題で、市は安定的な医療体制の確立を目指していた。新診療所の開所に伴い廃止する。関係者約50人が出席した起工式で白鳥孝市長は「地域の皆さんに安心してもらえる。今後も支援していきたい」とあいさつ。新たな地域医療の拠点に期待を寄せた。

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