企業にイクボス 講演会とパネル討論会

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安藤さん(左)と4人のパネリストが熱弁を振るった

諏訪市と男女共同参画社会を推進する市民団体「いきいき市民推進チーム☆輝くSUWA」は1日、企業の男性従業員や部下の育児参加に理解のある経営者や上司「イクボス」をテーマにした講演会とパネルディスカッションを諏訪市の市総合福祉センターで開いた。「イクボス宣言」を広げる活動をしているNPO法人代表理事の安藤哲也さんが講師を務めた。ディスカッションは地元の企業経営者らを交えて行った。

安藤さんは「育児も、仕事も、人生も、笑って楽しめる父親を増やしたい」と、2006年に同法人を設立した。講演では「私たちは、会社に尽くし、長時間勤務によって成果を出す仕事のやり方から業務の効率化を図り、1人当たりの生産性を高める働き方に転換せざるを得ない社会を生きている」とし、長時間労働を美徳とする職場の意識を企業のトップから変える必要を強調。「少子社会となった今、人を採用できない企業が増えている」とし、「仕事と生活の調和が取れない企業は生き残れない。『ワーク・ライフバランス』はもはや福利厚生ではなく、企業戦略だ」と語った。

ディスカッションのパネリストは諏訪商工会議所の岩波寿亮会頭、諏訪赤十字病院の大和眞史院長、共進の五味武嗣社長、シナノケンシの寺尾雄二郎グローバル人事・総務グループグループマネジャーが務め、安藤さんの司会で議論を深めた。この中で五味社長は「仕事が生活の手段であるならば、効率的に行う方が企業にとっても従業員にとっても良いこと」と述べた。5月に「イクボス宣言」をした大和院長は「職員の勤務環境の改善を図り、育児や介護をしながら仕事が続けられる職場づくりのプログラムを進める」と語った。

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