野外保育に理解深める 茅野で初のフォーラム

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子どもを自然環境の中で育む野外保育について考える「諏訪圏野外保育フォーラム」が2日、茅野市塚原の市市民活動センター「ゆいわーく茅野」で開かれた。保護者や保育士ら約60人が参加。講演会や分科会を行い、子どもがたくましく成長する野外保育の活動と効果に理解を深めた。

富士見町で2~5歳児の野外保育「森のいえぽっち」を運営するNPO法人ふじみ子育てネットワーク(松下妙子代表)が主催。県の「信州型自然保育」の認定を受けている諏訪地方唯一の保育園で、野外保育の活動や子どもに与える効果を広く知ってもらおうと初めて企画した。

フォーラムは、北佐久郡軽井沢町で野外保育を行う一般社団法人森のようちえんぴっぴ代表の中澤眞弓さんの基調講演で開幕。中澤さんは「野外保育で人が育つと実感している。森は閉ざされていない空間。自然の広がりの中で肩の力が抜け、数え切れない感情と感覚が訪れてくる」などと語り、特に急速に発達する2歳児に参加を促した。

続いて、3グループに分かれて分科会を行い、保護者や保育士、地域などの視点から野外保育を語り合い、理解を深めた。野外保育に取り組む保育士は「子どもを色分けせずに一人ひとりの『今』を受け止めることができる。子どもたちは自分で考えて行動を起こしている」と語り、互いを尊重し認め合う園児たちの様子を紹介していた。

会場には、野外で田植えなどを楽しむ子どもの写真や、外遊びで泥が染み付いた雨具、木製の弁当箱なども展示された。松下代表は「野外保育は特別ではなく、国の保育所保育指針や幼稚園教育要領にのっとり行われている。自然の中で子どもが育まれていることを地域の皆さんに知ってもらえたら」と願っていた。

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