2016年3月31日付

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2015年度末を迎えた。学校年度や会計年度の節目で4月1日のあすから新生活のスタートを切る人たちも数多くいる。社会人になる学生にとって、きょうは感慨深い1日だろう▼公益財団法人日本生産性本部の「職業のあり方研究会」がまとめた2016年度の新入社員の特徴は「ドローン型」という。「強い風(就職活動日程や経済状況などのめまぐるしい変化)にあおられたが、なんとか自律飛行を保ち、目標地点に着地(希望の内定を確保)できた者が多かった。さらなる技術革新(スキルアップ)によって、さまざまな場面での貢献が期待できる」と分析した▼今春の4年制大学卒業者は、いわゆる「ゆとり世代」に該当する。2002年度から完全学校週5日制がスタート。1993年度生まれの子どもたちは、小学3年生から適用され、授業時間が削減された中で、小中学校時代を過ごした▼「脱ゆとり」に方向転換された現代では、「ゆとり世代」の若者への批判をしばしば耳にする。だが、特定の教育政策実施期間を過ごした若者をひとまとめにして批判するのは的外れだ。個々の人間性で判断すべきなのは言うまでもない▼フランスの哲学者ルネ・デカルトは、「一日一日を大切にしなさい。毎日のわずかな差が人生にとって大きな差となって現れるのですから」との名言を残している。新社会人の将来の姿が今から楽しみである。

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