人情喜劇「高島城騒乱」 岡谷で16日村芝居

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本番に向けて熱のこもった稽古を繰り広げる出演者たち

岡谷市の小井川区壮年会による「村芝居」が16日、小井川区民会館で開かれる。区民演芸祭に合わせて約30年前から続いている恒例行事で、今年は江戸時代に高島藩で起きた「二の丸騒動」をモチーフにした「高島城騒乱~日本一の嘘つき家老の野望」を上演する。「笑いあり、涙ありの人情喜劇」という。出演者らは本番に向け、熱のこもった稽古を繰り広げている。

壮年会会長で脚本・演出・総監督を手掛ける増澤誠司さん(59)によると、村芝居は区民演芸祭を盛り上げようと行った出し物がきっかけで始まった。当初は既存の物語を上演していたが、現在はオリジナルの脚本という。

舞台は江戸中期の「諏訪藩」。藩主諏訪忠厚は体が弱く、ほとんどを江戸屋敷で暮らしていた。諏訪藩には2人の家老がおり、二の丸の諏訪頼保、三の丸の千野兵庫が藩政を取り仕切っていたが、出世欲が強い頼保は筆頭家老の兵庫を追い落とそうと画策。忠厚が鷹狩りの際に見初めた庄屋の娘・おきその子・鶴蔵を担ぎ出し、世継ぎにしようと謀略をめぐらす-。

権力をめぐる争いとそれに翻弄される親子の姿を「笑いあり、涙あり」(増澤さん)で描く。鶴蔵を演じる小学3年生の八木颯太君(9)は母親と親子で共演。町人から世継ぎにまつり上げられるという重要な役どころで「せりふが多くて大変だけど頑張りたい。泣かせる演技をしたい」と意気込みを話した。

出演者、裏方を合わせて総勢約40人。稽古は5月の連休明けから始まり、6月からはほぼ毎日 。全員が集まるのはなかなか難しく、仕上がりが遅れて いたというが、本番が近付く につれ調子が上がってきた という。増澤さんは「毎年楽しみにしている人も多い。大勢の人に見て来てもらい、喜んでもらえればうれしい」と呼び掛けている。

村芝居は午後2時半ごろ開演の予定。同区以外の人たちの来場も歓迎している。

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