林業にドローン実験 伊那市新産業技術推進協

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伊那市新産業技術推進協議会ドローン活用作業部会は近く、同市長谷鹿嶺高原の木材伐採現場の架線作業に小型無人機ドローンを用いる実証実験を行う。ドローンを飛行させて木材搬出用のワイヤロープ張りに役立てるもので、人力との時間差を見比べながら効率化を検証する。12日に市役所で開いた同協議会で報告した。

実験するのは市有林で、作業を請け負う上伊那森林組合の協力を得て行う。軽いロープをドローンでまず運び、約30メートル先の柱まで飛ばして滑車に掛けて戻ってくる。ロープは搬出に耐えるワイヤにつながっており、重機で巻き取って架線していく。

空中に張ったワイヤロープを使って木材を搬出する「架線集材」。架線を張る時には急な斜面を人力でワイヤロープを運ぶなど労力が掛かっており、ドローンにより省力化も図れると期待される。事務局の市耕地林務課は「実験は8~9月を予定している。実用化を念頭に進めていきたい」と話す。

この日の協議会では、あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」の活用で地域の課題を解決しようと、今年度中に策定する新産業技術推進ビジョンの全体像について発表。既存産業活性化と住みよさの向上を土台に、民間主導の新産業創出、官民連携による人材育成、行財政健全化推進の計五つの分野で、新技術を生かしていく。

同市は、国土交通省が中山間地域にある「道の駅」周辺を対象に行う自動車の自動運転の実証実験に応募しており、配達・配送、サービスなどを自動運転に組み合わせ、生活支援や物流の手段の確保につなげるアイデアなども示した。

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