「防災気象情報」を拡充へ 茅野市

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茅野市八ケ岳総合博物館に設置されている雨量計

茅野市は今年度、インターネット上で市内各地の降雨量を発信している「防災気象情報」の拡充に取り組む。同市金沢の西山上流に雨量計を増設するほか、積雪や風速、気温を観測する機器を市八ケ岳総合博物館(豊平)に新設する。台風シーズンの9~10月までに設置し、年明けから情報公開を始める計画だ。

市域が周囲96キロ(面積266平方キロメートル)と広大で集落が標高770~1200メートルに点在する同市では、降雨量が市内各地で異なり、局地的な集中豪雨が市役所で把握できないケースがある。防災気象情報は2012年、早期の状況把握と対策につなげるため、雨量計(観測局)を増設し17地点で公開を始めた。

今年3月には、別荘地を対象に観測局を6地点追加。また避難行動や避難勧告の判断材料の一つにしようと、気象会社「総合気象計画」(東京)に委託して、観測局ごとに地点予測した天気と気温、降水量を情報発信している。

積雪の観測は「14年2月豪雪」がきっかけ。茅野消防署(玉川)で目視で測っている現状を見直し、レーザー式の積雪計を導入する。このほか風向、風速、気温、湿度、日射量も計測し、防災気象情報に反映する計画だ。農業や観光、移住促進への活用も模索している。観測局は空白地だった同市金沢の西山上流部に雨量計1基を設置する。事業費は約1000万円。

市防災課は九州北部を襲った豪雨災害を踏まえ、「雨は時間との勝負になる。防災気象情報を市民の避難行動や市の応急対策に生かしていきたい」と語る。一方で「防災気象情報は判断材料の一つでしかない。災害時に命を守る行動はどうあるべきか日ごろから考えほしい」と呼び掛けている。

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