「星が見える宿」で誘客 早太郎温泉組合

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加盟施設に配備された双眼鏡を手にするビクセンの新妻社長(左)とホテル関係者

駒ケ根高原の宿泊、日帰り温泉施設でつくる早太郎温泉事業協同組合(宇佐美宗夫理事長)は14日、加盟する全ホテル、旅館10施設に天体望遠鏡と双眼鏡を配備した。美しい星空を観察できる高原ならではの環境を生かし、宿泊客に星空観賞を楽しんでもらう目的。今後、加盟施設を「星が見える宿」としてPRし、誘客につなげていく。

標高2600メートルを超える中央アルプス千畳敷カールを舞台にした「日本で一番宇宙に近い星空鑑賞会」を中心に2015年度から、「星空による街づくり」を推進する同組合。下界の光が届かない高所で楽しむ星空観察を売りにしたツアーには昨年度、県内外から約200人の参加があり、好評を得た。

今年度は県の地域発元気づくり支援金を活用した「駒ケ根夜のスローツーリズム観光まちづくり事業」を展開。夜の観光メニューを充実させ、通過型から宿泊型観光への転換を図る狙いがあり、その一環として宿泊施設での星空観察を企画した。望遠鏡と双眼鏡は「星空鑑賞会」で講師の派遣を依頼してきた望遠鏡メーカー「ビクセン」(本社・埼玉県所沢市)から各施設1組ずつ購入した。

全施設への配備に合わせ、14日に記者会見した宇佐美理事長(68)は星空観察を「この地域にしかできないアイデンティティ」と位置付け、「日本で一番星空がきれいに見える地域の一つとして、それぞれの施設に天体望遠鏡を設置し、お客さんにアピールしたい」と意欲を示した。

会見に同席したビクセンの新妻和重社長(50)は「中央アルプスから見る星空は質が良い。星だけでなく山並みとのコントラストも美しい場所」と太鼓判。「多くの方に来ていただき、星空を見てもらいたい」と話していた。

同組合では今後、ホームページなどを通じて「星が見える宿」をPRし、各施設では希望する宿泊客に無料で望遠鏡を貸し出していく。

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