皇室の養蚕と信州 駒ケ根シルクミュージアム

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駒ケ根シルクミュージアムで始まった特別展「皇室の御養蚕と信州」

駒ケ根市東伊那の駒ケ根シルクミュージアムで15日、第45回特別展「皇室の御養蚕と信州」(長野日報社など後援)が始まった。明治時代から歴代の皇后に継承されている皇室の養蚕や、かつて養蚕が盛んだった上伊那地域や県内との関わりを紹介している。8月20日まで。

同施設によると、皇室で使用する蚕具などの展示は群馬県で開かれた2回の展示に次ぐもので、県内初。館内で常設展示している皇室関連のパネル写真の更新を打診したことがきっかけで、宮内庁の協力を得られることになり今回の特別展が実現した。

皇居内にある紅葉山御養蚕所で使用する給桑籠や蚕箔(さんぱく)、産卵台紙といった蚕具をはじめ、皇后さまが桑摘みや繭切りに取り組まれる様子などを記録した写真など、宮内庁所蔵の45点を展示。県内で育成された品種との説があり、皇室で飼育されている「小石丸」もある。「皇后さまお手製の改良藁蔟(わらまぶし)」は、皇后さまがわらを使い昔ながらの製法で編まれた。

このほか、県内の博物館などが所蔵する宮中の養蚕の様子を描いた明治時代の錦絵や、大正の貞明皇后が1949年に同市の組合製糸・龍水社赤穂工場を見学された際の写真なども合わせ、計75点を紹介している。

関宏夫館長は「皇室の養蚕について、実際に使われている道具とともに知ることのできる貴重な機会。地域とのつながりも感じてもらいたい」と話している。

入館料一般300円、小中学生100円。水曜日休館。

特別展関連イベントとして、23日午後1時から、紅葉山御養蚕所の主任を務める農学博士代田丈志さん=下伊那郡下條村出身=の講演会「皇室の御養蚕について」を同館に隣接する駒ケ根ふるさとの家セミナーハウスで開く。定員100人。参加無料。要予約。申し込み、問い合わせは同館(電話0265・82・8381)へ。

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