霧ケ峰で50回目「藤原咲平先生をしのぶ会」

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藤原咲平博士の記念碑に献花する参列者

「お天気博士」の愛称で親しまれた諏訪市出身の気象学者藤原咲平博士(1884~1950年)を追悼する「藤原咲平先生をしのぶ会」が15日、同市郊外の霧ケ峰にあるグライダー滑走路近くの記念碑前であった。記念碑保存会が主催し、今年で50回目となる節目の会。県内外から約50人が参列し、日本のグライダーの父とも呼ばれた博士の遺徳をしのんだ。しのぶ会に続き、50回を記念した講演会が市文化センターで開かれた。

しのぶ会には親族やグライダー協会、霧ケ峰の関係者らが集まった。記念碑に黄菊を献花し、博士の人柄を懐かしむとともに、功績や霧ケ峰の自然環境を後世に引き継ぐことを誓った。

保存会長の金子ゆかり市長は「藤原先生が諏訪の地に残した偉業を、私たちが責任を持って後世に伝えていかなければいけないと思っている」とあいさつ。博士のおいで、作家新田次郎の弟の藤原光人さん(87)=東京都八王子市=は、子どもの頃に博士と雷について話した思い出を披露し、しのぶ会を続けている関係者に感謝した。

藤原博士は角間新田生まれ。1911年に中央気象台(現気象庁)に入り、41年に第5代台長に就任した。一方で日本のグライダー研究の草分け的存在としても知られ、32年には霧ケ峰グライダー研究会を設立し、その2年後に国内初の大会を霧ケ峰で開いた。

記念碑は博士の業績をたたえ61年に建立。しのぶ会は、66年に設立された記念碑保存会が翌67年から毎年7月に開いている。

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