2017年07月23日付

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チリン、チリンと優しく鳴る風鈴がそうであるように、涼しさを感じさせてくれる音はあると思う。暑さでイライラしそうなとき、アブラゼミにジリジリと鳴かれたらたまらない▼きょうは大暑。今年はすでに猛暑の真っただ中にあり、秋まで体がもつだろうか―と心配にもなるが、クマゼミにシャアシャアと鳴かれないだけでも信州はまだ恵まれているのかもしれない▼環境保全研究所が自然ふれあい講座として「みんなで温暖化ウオッチ~セミのぬけがらを探せ!」を県内6会場で行う。毎年同じ場所でセミの抜け殻を探し、種類や数を調べることで自然の変化を観察する講座は6年目。同研究所によると、長野、上田、松本の調査地点はミンミンゼミが増えていて、伊那の調査地点・鳩吹公園(伊那市横山)ではヒグラシが減り、アブラゼミが増える傾向があるそうだ▼気象データと比較することで見えてくるものもあるらしい。研究所の担当者は「偶然かもしれないが」と前置きした上で、「ミンミンゼミの数は5月の平均気温と関係しているかもしれない」と推測する▼今年は伊那会場が最初で、8月2日午前10時から、鳩吹公園で行われる。果たしてヒグラシは減っているのか―。調査を体験すれば、セミの生態を知り、地球温暖化を考える機会にもなろう。参加無料。定員は各回20人。問い合わせは同研究所(電話026・239・1031)へ。

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