可能性信じて 諏訪で人生が変わる講演会

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「大好きな家族、仲間と一緒に笑顔で生きていきたい」と語る平川さん

原因不明の脳の病で余命宣告を受けながら希望を持って生きる整体師の平川翔さん(29)=諏訪市中洲=と、「本気の朝礼」で知られる居酒屋「てっぺん」の創業者で子どもたちの可能性を引き出す活動にも取り組む大嶋啓介さん(43)を講師に、「人生が変わる講演会in諏訪」が23日、諏訪市文化センターで開かれた。2人はそれぞれ、どんな状況でも自分の可能性を信じ、夢に向かって諦めずに進む大切さを語った。

平川さんの支援者らでつくる実行委員会が主催。テーマは「子供が夢を確実に叶(かな)える方法」。平川さんの生きざまに衝撃を受けた大嶋さんから「平川さんの夢を地元の人たちに聞いてほしい」との提案を受けて実現した。

平川さんは「命の大切さ」と題して講演。2年ほど前から記憶をなくすことがたびたびあり、昨年10月に受診したところ、記憶を管理する脳の部分が収縮していることが分かり、医師から「長くて7年しか生きられないかもしれない」と告げられたという。

県内外の病院を訪ねるが原因は分からず、疲れ果てていた平川さんを勇気付けたのは、以前に勤めていた居酒屋の社長夫婦だった。社長から「心配するな。お前は必ず死ぬ。でも俺も必ず死ぬ」と笑顔で言われ、死はみんなに平等に訪れることを悟り、「真っ暗だった心が真っ青に晴れ渡った。やりたいことをどんどんやっていこうと思うようになった」と話した。

「怖くて寂しくて眠れない夜もある」と平川さん。「でも、家族や多くの仲間が寄り添ってくれているから、笑顔で生きていける」とし、「僕の夢は大好きな仲間とあすを生きることと、その先にある両親の死をみとること。この二つは絶対にかなえます」と力強く述べた。

大嶋さんは「夢は叶う」を演題に、夢や希望を達成するこつとして「わくわくすること、楽しむこと。深刻になると夢は逃げる」と強調した。夢がかなったことを想像して先に祝う「予祝」を提唱し、「自分の可能性に気付いてほしい」と呼び掛けた。

諏訪、上伊那地方などから多くの小中学生、高校生をはじめ約500人が来場。2人の話に時に笑い、涙ぐみながら聞き入った。

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