2017年07月31日付

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夏本番を迎え、各地で花火大会が行われている。音と光の共演が楽しみな半面、近年の見物には局地的な豪雨の心配がつきまとう▼29日に開かれた東京・隅田川花火大会はあいにくの雨模様だった。雨脚が強くなった時もあったが大きなトラブルはなかったようで一安心だ。主催者発表で74万人余が見物。実施の可否を確認するなど公式サイトへの接続が殺到し、つながりづらくなったと聞く▼これだけの人が集まる催しになると、安全対策は危機管理対策になる。大規模な大会は遠方からの見物客も多く、万一の際、地理が不案内な人の誘導をどうするか。全国有数の新潟県長岡市の花火は8月2、3日。「日本一の安全対策」を掲げ、ボランティアを含め2日間で延べ約4000人の警備・誘導体制を整えている▼8月15日に行われる諏訪湖祭湖上花火大会は4年前、開幕直後の激しい雷雨で初めて中止になった。鉄道や中央道が一時運転見合わせや通行止めになるなど大勢の人が足止めに。会場周辺に避難所として開放された施設では最大で約6600人を収容し、そのうち400人余が一夜を過ごした▼来場者が無事に帰宅できるよう危機管理をどうするか。大雨だけでなく地震を含めあらゆる想定に対応する必要が出てくる。見物する側も自衛の対策が欠かせない。雨具のほか情報入手手段の携帯ラジオや低体温症防止の衣類など準備を怠りなく。

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