駒ケ根高原サル頻出 3日に市民対策講習会

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ニホンザルの出没が頻発している駒ケ根高原をパトロールする市職員ら

駒ケ根市の駒ケ根高原で、ニホンザルの出没が頻発している。観光地のため人に接する機会が多く、「人なれ」が進んでいるのが特徴だ。市有害鳥獣駆除対策協議会は、これ以上人なれが進むと人への被害に及ぶ可能性が高まると警戒。パトロールや捕獲など対応の強化を図るとともに、8月3日には市民を対象に講習会を開き、地域ぐるみの対策に乗り出したい考えだ。

協議会によると、出没は1年中で、イチゴやカボチャ、ネギなどの被害が報告されている。サルが目撃されているのは光前寺や駒ケ根ファームス、駒ケ根キャンプセンターなどがある範囲。最近は観光施設に入り込むこともあるといい、サルに近寄らない、餌を与えないなどの注意を呼び掛ける看板があちらこちらに立てられている。

少なくとも、中央アルプス山麓からと太田切川対岸の宮田村側から複数の群れが入り込んでいるとみられる。中ア山麓の古城公園近くに大型捕獲おりを設置し、一昨年度は約20頭、昨年度は約5頭を捕獲したが、出没頻度が減る様子はないという。

近年では人が近くにいても逃げなかったり、農作物を食べる手を止めないなど人なれが進み、花火や爆音などの威嚇の効果も低下している。協議会は環境省の定める加害レベルが5段階のうち4程度まで上がっていると推測。「これ以上は看過できない」とし、朝夕にパトロールを行ったり、サルに直接痛みを与えるモデルガンを試験的に導入するなど、対策の強化を図っている。

講習会は8月3日午後7時から、同市北割一区の駒ケ根キャンプセンターで開催。上伊那地方野生鳥獣対策チームや民間企業の専門家らがサルの生態や対策について説明するほか、市も行政の取り組みや対策について話す。

協議会は、講習会を通じて地域ぐるみでの対策につなげたいほか、人なれが進み加害レベルが高くなったサルは捕獲も必要になることから、地域の協力に向け理解を得る狙いもある。

講習会は参加無料。問い合わせは協議会事務局の市農林課(電話0265・83・2111)へ。

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