「宝剣岳エール」きょう発売 二条大麦を使用

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「宝剣岳エール」を試飲する関係者

地元産の原料による地ビールづくりを目指す駒ケ根市や宮田村、南信州ビール、JA上伊那などで構成するプロジェクトチームが、昨年初めて収穫した二条大麦で仕込んだ地ビールが完成した。7月31日には市内で完成を祝う試飲会を開き、地元産の大麦でつくった初の地ビールを「宝剣岳Ale(エール)」として商品化することを発表。8月1日から駒ケ根高原にある南信州ビールの直営レストランで取り扱うほか、今後は地域の酒販店でも販売していく考えだ。

農業の6次産業化や水田の新たな転作作物を探るなか、一昨年から両市村のほ場で「小春二条」の栽培を開始。昨年の収量のうち約300キロを使い、今月上旬に南信州ビール駒ケ岳醸造所で仕込み作業を行っていた。原料の特徴が出やすいという同社の主力商品「ゴールデンエール」と同様に仕上げ、アルコール度数5%のビール約900リットルが完成した。

地元産の大麦を成分分析した結果、ゴールデンエールに利用する英国産の麦芽と同等か、それ以上の数値も得られたといい、「酵素力が高い宝剣岳エールはすっきりとした味わいが特徴」。試飲会に参加したプロジェクトメンバーら約60人も「すっきりとして飲みやすい」「量が飲めるビール」と仕上がりに満足げ。出来立ての喉越しを堪能していた。

発起人でもある南信州ビールの竹平考輝さん(52)は「地元産の大麦で麦芽がつくれたことが大きな一歩。ゴールデンエールと飲み比べても遜色ない素晴らしい仕上がり」と喜んだ。今後は生産量や収益性を向上させるとともに、今春から栽培を始めたホップを使ったビールづくり、ウイスキーの製造にも着手する考えを示し「付加価値を高めて売り出していきたい」と意欲を示した。

宝剣岳エールは直売レストラン「味わい工房」で扱うほか、330ミリリットル瓶を3千本ほど生産し、8月中には酒販店でも1本500円(税別)で販売していく。

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