疫病神めった打ち 伊那で「さんよりこより」

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カラフルな短冊が付いた七夕飾りを手にして、疫病神に扮した大人2人に駆け寄る子どもたち。厄払いのため思い切り打ちつけた=美篶川手地区

伊那市の三峰川を挟んだ二つの神社をつないで行う月遅れの七夕の伝統行事「さんよりこより」=市無形民俗文化財=が7日、同市美篶川手地区と富県桜井の天伯社であった。子どもたちが洪水を引き起こす疫病神を七夕飾りでたたいて追い払い、大人がみこしを担いで三峰川を渡り無病息災や川の平穏を願った。

下川手の天伯社では、保育園児や小学生ら約60人が七夕飾りを持ち寄った。疫病神に扮した大人2人が太鼓を打ち鳴らす中、子どもたちは「さんよりこより(=さあ寄ってこいよ)」と唱えながら周りをぐるぐるし、3周したところで一斉に七夕飾りを打ちつけた。

めった打ちにした方が厄払いにいいとされ、“集中攻撃”を浴びた疫病神は参りましたと退散。周囲にはカラフルな短冊や枝が散乱した。美篶小学校6年の北原朋弥君(12)は「かわいそうな気持ちもあったけれど、(厄払いのために)思い切りやりました」と振り返っていた。

「立秋」のこの日は、台風の接近に伴って午後から天気が崩れ、大人たちの三峰川渡りは雨の中で行われた。

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