先祖迎える「振り万灯」 上伊那各地

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万灯を振り回し祖先の霊を迎える子どもたち=南箕輪村大泉地区

上伊那地方の伝統行事「振り万灯」が13日夜、各地で行われた。ひも付きの束ねた麦わらに火を付けて勢い良く振り回すお盆の行事。ほかの地域の迎え火、送り火にあたる行事で、盆前と盆明けの2回行う。子どもたちが伝統行事に親しみながら、先祖の霊を迎えた。

南箕輪村大泉地区は、区内を流れる大泉川の堤防で行った。小学生から高齢者まで約100人が参加。自作した万灯に火を付け、頭上で振り回すと、パチパチと音を立てて勢い良く燃え盛り、闇の中にいくつもの炎の輪が描き出された。子どもたちは一つが燃え尽きると、次々に万灯に火を付け、30分ほどで200個を燃やした。

南箕輪小学校5年の増澤俊太郎君(10)は小学1年生のときから振っているベテラン。「今年は風が強く、万灯が重く感じたけれど上手に振れた。大人になっても万灯を振り続けたい」と笑顔を見せた。同区の原源次区長(66)は「子どもたちに地域の文化を継承してほしい。子どものときに万灯を振った思い出が強く残り、地域の愛着につながれば」と話した。

盆明けに行う送り火の「お送り万灯」は16日夜に行われる。

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