降雨想定「1000年に1度」 県が34河川再分析

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右が「1000年に一度」、左が「100年に一度」の図。赤くなった部分が拡大し浸水区域の広がっているのが分かる(国公表の千曲川の想定区域図)

県は今年度から、水防法の規定で指定した県管理の34河川を対象に、新たに降雨の想定最大規模を「100年に一度」から「1000年に一度」に引き上げて、流域の水害被害について再分析を開始している。近年の集中豪雨は短時間で河川が増水し堤防が決壊するなど、河川で発生する被害は大規模、広範囲にわたるようになった。こうした災害に対応する取り組みだ。

諏訪地方では諏訪湖、天竜川、上川、宮川、砥川、横河川の県管理区間が対象。上伊那地方では、辰野町内の県管理区間の天竜川が対象になっている。

国の基準に準じて着手した。指定河川を対象に洪水時の円滑、迅速な避難や水害の軽減を図り、地域の避難計画やハザードマップなどに活用してもらうのが目的で、浸水想定区域図として公表する。

国でも、指定河川で区域図を作成、公表しており、県関連の河川としては昨年度、千曲川と天竜川の国管理区間で公表された。

これを受け、県は同じ基準の「1000年に一度」の降雨を想定し、被害状況の算出をスタートさせた。

県が最初に公表した「1000年に一度」基準の区域図は、千曲川の県管理区間(県境から上流22キロ)で、国が公表した区間に続く下流部。想定した降雨量は、千曲川流域全体で2日間396ミリ。それによると、浸水被害の深さは、谷間の狭い区間ということもあり、深いところで20メートルに達するところもあるという。

従来の「100年に一度」の降水量は2日間186ミリで換算され、浸水の深さは深いところで10メートルほど。

県は引き続き、今年度で長野市周辺の管理河川を対象に区域図の作成を進める。今後、順次県内に範囲を広げていく方針だ。

国が公表した天竜川流域の想定区域図では、「1000年に一度」の降水量は2日間で605ミリを想定している。

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