市川笑野さんが舞踊会 来月3日カノラホール

LINEで送る
Pocket

新作舞踊「タテミナカタ」で身にまとう「長絹」の前で舞踊会をPRする市川笑野さん

岡谷市郷田出身の歌舞伎俳優、市川笑野さん(39)が9月3日、5回目となる舞踊会を同市カノラホールで開く。今回は歌舞伎界に入って20年を記念した舞台。諏訪大社の祭神「建御名方(たけみなかた)」に焦点を当てた新作舞踊が一番の見どころで、笑野さんが神降ろしの巫女(みこ)とタケミナカタの二役を舞う。「最高の表現をして、観た人が歌舞伎にも興味を持ってもらえるようにしたい」と意気込んでいる。

笑野さんは岡谷東高校を卒業後、三代目市川猿之助(現二代目猿翁)に入門。時代物の腰元も世話物の娘や新造もしっかりと演じる安定感などが評価され、澤瀉屋(おもだかや)一門の若女形として期待を集めている。2013年に歌舞伎の名題俳優に昇進。同年から岡谷市観光大使を務めている。入門10年後の2007年から岡谷市で「市川笑野舞踊会」を開いている。

今回のメインとなる舞台は、笑野さんが自ら「鼓舞」と名づけた新作。高校時代まで習っていた太鼓の経験から「勇壮な岡谷太鼓と共演したい」と考えた笑野さんが、諏訪大社の信仰を見つめ直してみようと、昨年から構想を練ってきた。神降ろしの巫女の場面で、同市観光協会から寄贈された岡谷産シルクで織られ、岡谷蚕糸博物館で開催中の「歌舞伎衣裳展」に展示している「長絹(ちょうけん)」を身にまとって舞う。

当日は第1部が午前11時、第2部が午後3時30分開演。第1部の演目は常磐津「廓八景」、長唄「浦島」、地歌「新娘道成寺」、鼓舞「タケミナカタ」、第2部は「廓八景」に代わり地歌「萬歳」、「新娘道成寺」に代わり義太夫「道行旅路の嫁入」を上演する。笑野さん以外の出演者は市川右団六さん、藤間爽子さん。「タケミナカタ」では岡谷太鼓保存会が演奏する。

チケットはA席7000円、B席5000円で全席指定。カノラホールなどで販売している。問い合わせは市川笑野後援会事務局(ライフプラザマリオ内、電話0266・28・8740)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP