2017年08月19日付

LINEで送る
Pocket

多くの小中学校では夏休み最終盤。楽しい思い出とともに少々寂しい気分になっている子もいるかもしれないが、当時を振り返れば宿題のラストスパートのころか。郷愁に浸っている場合ではなかった▼休み帳に加え、一研究、工作、絵日記-。当初計画ではとっくに終わっているはずの課題。残したツケが一気に押し寄せる。特に最終日は家族総出で大騒ぎだった▼何度も痛い目に遭っているのについ後回しにしてしまう。元マイクロソフト伝説のプログラマーと呼ばれる中島聡さんの著書「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」(文響社)では最後に頑張ればなんとかなるという「ラストスパート志向」が諸悪の根源と指摘する▼いわく、ラストスパート志向の一番の欠点は最後の最後までその仕事の本当の難易度が分からないこと。どんな仕事もやってみないと分からない部分が必ずあり、仕事の後半に予想外の事態が発生すれば予定通りいかない可能性も出てくる。同書では最初から全速力を出す「ロケットスタート時間術」を提唱する。単に仕事を早く終わらせることではなく、その仕事の真の難易度を測定し、余裕を持ってリスクに対応したり、仕事の完成度を高めたりすることができるという▼といっても今年の夏休みはもう終了目前。この瞬間も課題に向き合っている子もいよう。教訓は次に生かすとして、今は頑張るしかない。ファイト!。

おすすめ情報

PAGE TOP