2017年08月22日付

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お盆休みも終わり、そろそろ新学期もスタート。親戚や帰省した家族でにぎわった家庭にも静けさが戻り、ひと段落といったところだろうか。上伊那では盆休みに合わせて成人式を行う市町村も多く、新成人の晴れやかな表情が今年も紙面を彩った▼大人としての責務を自覚する一方、同級生との再会を楽しむ場にもなっている成人式だが、数年後には少し様子が変わるかもしれない。内閣改造で就任した新法相は、成人年齢を18歳に引き下げる民法改正案について秋の臨時国会提出を目指す考えを示している▼成人年齢が見直されれば、明治以来の大きな変化となる。引き下げ案は選挙権年齢を18歳以上とした昨年の公職選挙法改正に合わせるもので、早ければ2021年にも導入される見通しだ▼選挙権を与える以上は相応の義務を課すべきとの考えも理解できるが、18歳で親の同意なしにローン契約が可能になるなど、法の改正は200以上の法律に影響するという。結婚可能年齢の統一など価値観の変化も予想され、慎重審議を求める声は少なくない。法案とは関係ないが、成人式はいつ開くのかという点も気にはなる▼先の通常国会で示されたのは、説明を拒んだり、ないといった文書が出てきたり、記憶がなくなったりする政権を支えるオトナたちの姿。せめて成人のあり方を定める法案については、若者に恥ずかしくない議論をと願うばかりだ。

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