12分野の最新研究発表 伊那で信大見本市

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信州大学見本市で体に装着する生活動作支援ロボット「クララ」の実演を見る来場者=伊那市役所

信州大学は21日、各学部の最新の研究成果を展示発表する「第4回信州大学見本市~知の森総合展2017」を伊那市役所の多目的ホールとロビーで開いた。南信地方では初めての開催で、新素材・ナノテクや新エネルギー・省エネ、農林業など12分野と特別展示に90ブースが出展。企業や行政関係者、一般市民らと情報交換し、新たな産学官連携の可能性を探った。

体に装着する生活動作支援ロボット「curara(クララ)」の実演には、来場者の視線が集まった。モーターの力を人の関節に伝えて生活動作を補助する構造で、ズボンをはくように簡単に装着できるパンツタイプを用意。これをはいた男性が足首に重りを付けながら歩き、優れたアシスト性能を伝えた。

超高齢化社会を迎えようとする中、「ロボット技術による介護支援に期待が寄せられている」と説明。さらに改良を重ね、2019年度までの実用化を目指すと報告した。

農学部(南箕輪村)関係の出展者も、森林資源を効率的に活用するための搬出技術開発や、信州産野菜の機能性発掘と応用に向けた研究など多彩な内容を展示解説した。

見本市は、研究成果を公開して新たな産学官連携の輪を広げ、新製品・技術の開発や技術力の強化、地域振興に役立ててもらうことが狙い。14年度からキャンパスが所在する長野、松本、上田市の順に開いてきた。今年度は伊那市と南箕輪村が共催した。

開会式で、実行委員長の濱田州博学長は上伊那での開催を「光栄」とし、「信州大学の特色ある研究を地域社会に発信し、地域イノベーションの推進を図ることが目的。職員や学生との情報交換の場にしてもらい、次のステップの産学官連携や地域発展につながれば」と述べた。

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