県「学びの改革」懇談会 高校再編分類案示す

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県教育委員会は22日夜、県立高校の第2期再編を含めた「学びの改革」に関する諏訪地域(旧第7通学区)の懇談会を諏訪市文化センターで開いた。保護者や住民、学校関係者ら約250人が参加。県教委の考えを聞き、同改革や地域の高校のあり方について意見を述べた。小規模校の良さを理解するよう県教委に求める意見が目立った。

懇談で県教委は都市部存立普通校、同専門校、中山間地存立校に分ける分類案やそれぞれに設けた 再編基準を示した。旧7区は都市部普通校が5校、同専門校が2校、中山間地校が2校。少子化への対応、講義型授業から正解のない課題に向き合う主体的、対話的学びへの転換の必要性を説いた。都市部普通校の再編基準は望ましい募集学級数を「6学級以上」とし、在籍生徒数520人以下が2年続いた場合、再編の対象として他校との統合や募集停止をする考えを説明。再編基準は来年度から適用する。

少子化について県教委は「学校規模が縮小すると、伝統の学び、活動の維持が困難。少子化を見据えて規模や配置の見直し含めた高校づくりをしていく必要がある」と述べた。中学の卒業生数は、今年(今春)が1912人だったが、1歳児が中学卒業を迎える2031年は1486人(予測値)で426人減少する見通し。9~11学級分減る想定とした。

旧7区から他地区、県外への進学者は約170人、他地区からの進学者は約250人で約2学級分流入しているが、地区内の私立高校への進学を考慮すると、約5学級分が流出しているとした。

意見交換では都市部普通校のうち、4学級で今年5月の生徒数が472人の岡谷東高校の関係者は、地域と連携した学習の実践や志願倍率が向上している点などに言及し「4学級だからこその良さもたくさんある」、「規模の小さい学校が残っているという点を大切にしてほしい」などの意見を述べた。終了後、同校同窓会の金子三重子会長(70)は「岡谷東は本当に良い学校で、再編基準をこのまま適用するのではあまりにもったいない。4学級の良さが(県教委には)理解されていないのでは」と語った。

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