登山者の位置情報把握システム 実証実験へ

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茅野市は、無線通信技術「LPWA」を独自に開発したソニー(東京)、ソニーセミコンダクタソリューションズ(神奈川県厚木市)と連携し、登山者の位置情報をリアルタイムに把握できる送受信機などの実証実験を近く、八ケ岳連峰の登山道など同市内で始める。八ケ岳登山の安全性向上に役立てる。ソニーは実験を踏まえ、LPWAを採用した製品やサービスの商品化を目指す。

LPWAは「Low Power Wide Area」の頭文字。低消費電力で広域的に利用できる無線通信技術で、遠距離や高速移動中でも安定的に無線通信できる特性がある。GPS(全地球測位システム)にも対応し、遠く離れた山の上や海洋上の情報を高感度に受信。遭難者の早期発見・救助、家族などの見守り、ドローン(小型無人機)の位置情報監視など、IoT(モノのインターネット)分野への活用が想定されている。

ソニーは今年4月に開発技術を発表し、実証実験に向けた協力事業者を募っていた。茅野市での実証実験は29、30日に行い、八ケ岳の登山道を実際に歩いて位置情報を把握できるか確認したり、市役所から八ケ岳に向けて自動車を走らせて高速移動中の通信状況を調べたりする。

市は30日、報道機関向けの報告会を市役所で開き、具体的な 経過や今後の展開について説明する。茅野市や八ケ岳の魅力を発信する「シティプロモーション」の一環と捉え、安全・安心な登山ができる環境の整備を進めていきたい考えだ。

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