「鹿肉おいしい」 中川村協力隊員の高橋さん

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「鹿肉の魅力を多くの人に伝えたい」という高橋詩織さん

中川村地域おこし協力隊員の高橋詩織さん(29)は、同村四徳の四徳温泉キャンプ場で、地元で獲れたニホンジカや野菜、山菜などを食材にした料理を出すカフェを開いている。登山を続けているうちに野生鳥獣の肉(山肉)の活用に興味を持ち、隊員としては食肉加工に携わる高橋さんが「おいしい鹿肉を多くの人に知ってほしい」と始めた。

カフェは4月からキャンプ場の利用者向けに開始。ほぼ毎週土曜日の午前11時~午後4時頃に開店する。料理は鹿肉カレーや肺のトマト煮、アキレス腱の筋煮込み、レバーペースト、季節の野菜料理などさまざま。内臓を使った料理も多いが、独自の調理法でシカ特有の臭いはなく、都会から来た顧客にも人気だ。

高橋さんは父の影響で幼い頃から登山を始め、県内各地の山へ登った。大学卒業後に勤めた南アルプスの山小屋で地元の猟師と出会い、「山肉を食べるのは、畑で育てた野菜を食べるのと同じように自然なこと」と感じた。昨年隊員に着任後は、村猟友会が運営に携わる「かつらの丘ジビエ加工所」で猟師が獲ったシカの加工を任されている。

加工では、搬入したシカの内蔵を取って皮をはぎ、モモやロースなどの部位ごとに解体、精肉にする。迅速な解体と衛生管理、適切な保存で「固くてくさいイメージはなくなる」という。「シカは野草を餌にしており、鉄分や良質なたんぱく質が豊富。半面、脂質は牛肉の半分で健康的。女性やアスリートに最適な食材」ともアピールする。

調理では「肉は部位ごとに軟らかく食べやすい切り方がある」とし、「カフェでは料理を出しながら、お客さんに鹿肉の魅力や調理方法も伝え、身近な食肉として普及させたい」と話している。

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