歌の道研さんたたえる 島木赤彦文学賞授賞式

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島木赤彦文学賞を授賞し、賞状を受け取る牧野さん

島木赤彦研究会(下平武治会長)は27日、「第19回島木赤彦文学賞」および「第17回島木赤彦文学新人賞」の授賞式を下諏訪町の諏訪湖博物館・赤彦記念館で行った。文学賞に選ばれた牧野房さん(88)=山形県=、新人賞の一ノ瀬理香さん(57)=東京都=に賞状を贈り、歌の道の研さん、研究をたたえた。

赤彦の文学的功績を顕彰し、短歌の創作や研究、評論などで優れた業績を挙げた個人または団体に贈っている。

牧野さんは歌集「一本の道」で受賞。東北アララギ「群山」の同人で、赤彦の弟子の歌人加藤淘綾の紹介で入会したという。受賞を受けて「大変光栄。短歌を通じて出会った良き師、良き友に支えられて今があるのだと感謝しています」と話した。

新人賞は近年該当者なしが続き、一ノ瀬さんは3年ぶりの受賞者。自身初の歌集「三つの雲」で選ばれた。サキクサ短歌会の特別同人で、正岡子規から伊藤左千夫、赤彦へとつながる系譜の研究にも見識が深い。受賞に「まだ信じられない気持ちです」と感想を語った。

青木悟町長が賞状を贈り、「歌の道の研さんを通して赤彦先生の足跡や下諏訪を知ってもらえることは大変光栄。今後もご活躍を」と期待した。下平会長は「2人はともにアララ ギの流れをくむ結社で活躍する歌人。赤彦の文学の純粋性を受け継ぐという点からも、ふさわしい受賞者」とたたえた。

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