ハザードマップ独自作製へ 諏訪市有賀区

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専門家の協力で作った有賀区の崩れやすい場所の図面。区民から情報を集め、ハザードマップを仕上げる

諏訪市有賀区は、区内の土砂災害の危険な地域を示す独自の「ハザードマップ(災害予測図)」を作る。災害が起きやすい場所に関する専門家の分析や過去の災害を知る年配者の経験などを地図に反映させ、避難時に活用する。作製に当たっては出水しやすい場所を区民が歩いて確認し、意識を高める。2日には区民対象の防災講演会を有賀公民館で開く。

同区は、2006年7月豪雨で土砂災害警戒区域以外の農地が崩落したことに危機感を持った。「区民自ら考え、気を付けないといけない」とし、自前のハザードマップを作ることにした。

山地の防災に詳しい元信州大学農学部教授の山寺喜成さん=辰野町沢底=に協力を依頼。国の航空レーザー測量のデータに基づいて傾斜地の崩れやすい方向を解析、それに基づいて作った図面をたたき台にする。土砂災害が想定される神子沢、中沢といった水源の下流に当たる区域などの地形や地質を学ぶ。

防災講演会の講師は山寺さんが務め、「ここが危険だ!有賀の土砂災害レッドゾーンを探る」と題して話す。講演後にはたたき台として作った図面を用いて一緒に歩き、山の現状を知る。

ハザードマップは過去の災害や出水を体験した年配者らの話を聞いたり、地下水系の情報を調べたりして来年度までに作り、全戸配布する計画だ。

今年度の事業費の一部には市が区や自治会の地域課題解決の取り組みに助成する「がんばる地域支援金」24万円余を活用する。

小泉悦夫区長は「自分たちの足元を知り、どう逃げたら命を守れるか考えたい」としている。

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