「ごちゃまぜ」で地域づくり 駒ケ根で講話

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講演で人のつながりの大切さを訴えるJOCAの雄谷良成理事長

駒ケ根市主催の地方創生シンポジウムが8月31日夜、市文化会館で開かれ、来年2月に本部事務所を市内に移転する公益社団法人青年海外協力協会(JOCA、本部・東京都)の雄谷良成理事長(56)が「いま『ごちゃまぜ』がおもしろい!~地域共生社会の持つ可能性」と題して講話した。約400人が聴講。さまざまな人がつながり、ともに考えるJOCAの地域づくりについて理解を深めた。

JOCAは国際協力機構(JICA)青年海外協力隊の帰国隊員を中心とした組織。協力隊事業の隊員募集や訓練といった管理業務を受託するほか、さまざまな国で地域づくりに携わった経験を生かし、まちづくりの支援や人材育成、地域の国際化支援などの事業を展開する。東日本大震災後は被災地の緊急支援や復興にも取り組んできた。

本部事務所は来年2月、市内の中心市街地にある複数の空き店舗などに移転する方針で、これに伴い本部職員も市内に移住する計画。移転を前に広く組織を知ってもらおうと、市の主催でシンポジウムを企画した。

雄谷理事長は協力隊員として赴任したドミニカ共和国での経験や東日本大震災後に仮設住宅で暮らす被災者の支援活動などを通じ、地域づくりを進める上で「何より必要なのは人のつながり」と実感。多種多様な人たちが集い、つながる「ごちゃまぜ」の地域づくりにより、地域の元気を生み出す事例を紹介した。

また市内への事務所移転には「原点回帰」の思いがあるとし、「われわれが住民になることで人が集まるきっかけになれば。どんなことをやるかは皆さんと一緒に考えていきたい」と地域の活性化にも意欲を示した。

講演に続いて雄谷理事長がコーディネーターを務める座談会も実施。阿部守一知事や杉本幸治市長、JICAの越川和彦副理事長らが「新たな地方創生への挑戦」をテーマに意見交換し、JOCAの移転やリニア中央新幹線の開通を見据えた地域づくりについて考えた。

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