小黒川スマートIC周辺に「三風モデル」を

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チラシに掲載されている三風モデル看板(両端)のシミュレーション写真

伊那市は、30日に伊那市西町に開通する小黒川スマートインターチェンジ(IC)付近での無秩序な屋外広告物の設置を抑制しようと動きを始めている。同市も参加し上伊那地方の産学官で組織する「三風の会」は、IC付近に広告や案内看板の設置を控えるよう求め、企業など掲出が必要な誘導看板については、同会が景観に配慮して策定した統一看板「三風モデル」の採用を検討してほしいと、同市と周辺の南箕輪村、箕輪町の事業所にチラシを配布して呼び掛けている。伊那市はICに接続する市道沿線の地権者85人にも、理解を求めてチラシに文書を添えて伝達している。

白鳥孝市長は6月市議会定例会で市独自の屋外広告物条例について「今年度中の制定を目指す」と表明しているが、市によると、現状ではIC周辺について屋外広告物に関する規制などはない。

1日に開かれた市都市計画審議会でもIC周辺の景観保全について意見が上がり、都市計画特定用途制限地域に関して市長に答申した岡野哲郎会長(信州大学農学部教授)は「景観や住環境を守り、経済活動と両立させていくことが発展につながる」と述べた。市長は「IC周辺は景観に優れた所にあり、看板(の取り組み)など注目される場所にしたい」と話した。

三風の会は県経営者協会上伊那支部や上伊那広域連合、上伊那8市町村、信大農学部などで構成する。景観に調和したシンプルなデザインの「三風モデル」のデザインマニュアルを策定して推進。伊那市では今後設置する誘導看板は基本的に三風モデルを採用し、高遠町の誘導看板のすべても今年度から同モデルに付け替える。

チラシには、同IC出入り口に市が今後設置する三風モデルのシミュレーション写真を掲載。リニア中央新幹線の開業など見据えて「『日本一、自然景観に調和したインター』として、世界中から伊那谷に訪れるお客様をお迎えするにふさわしい風景にしたい」とつづり、三風モデルによる集合サイン形式での掲出に理解と協力を求めている。

三風の会は、来年3月に開通が予定される中央道駒ケ岳スマートIC(駒ケ根市)についても、同様の取り組みを行っていく考えだ。

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