伊那美術展が開幕 丸山さんの油彩画が最高賞

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多くの力作が展示された第93回伊那美術展

第93回伊那美術展(伊那美術協会主催)が3日、伊那市の県伊那文化会館で始まった。日本画、洋画、彫刻、工芸の4部門で、会員や一般、高校生から計129点が出品された。最高賞の伊那美術協会賞は伊那市高遠町の丸山勝己さん(75)の油彩画「ブロッコリー」が選ばれた。会期は10日まで。

丸山さんの作品は、自身が栽培したブロッコリーを題材に、赤色と緑色を使い色鮮やかに表現。審査では「ブロッコリーの花と葉の疎密を生かした表現と、調和のとれた色彩表現が気持ちの良い作品となった」と高い評価を受けた。

丸山さんは退職後、本格的に絵を始めて9年ほど。農業の傍ら、制作に打ち込んでいる。「受賞の連絡を聞き、まさか自分がと思う半面、とてもうれしかった」と話した。

会場では、150号までの絵画を中心に力作がずらり。日頃の制作活動の成果を発表している。ジュニア部門では高校生から洋画17点が出品され、若い感性があふれる作品が飾られた。

前田博会長(69)=南箕輪村=は「出品者一人ひとりの研さんの跡と、積極的に挑戦する創作意欲がうかがえる活気あふれる展示会になった」と話し、来場を呼び掛けている。

9日午後2時から、次世代育成事業として「伊那谷・今日の美術考」を開催。ジュニア賞を受賞した高校生とのディスカッションや辰野美術館の学芸員による講演、授賞式が行われる。10日午後2時から、作品講評会を開く。

入場無料。時間は午前10時~午後5時30分(最終日は午後4時まで)。4日は休館。

受賞者は次の皆さん。

▽伊那美術協会賞=丸山勝己(伊那市)▽伊那市長賞=加納義晴(同)▽駒ケ根市長賞=大島昭治(飯島町)▽伊那市教育委員会賞=新村明子(伊那市)▽県伊那文化会館館長賞=油谷和代(同)▽会員佳作賞=赤羽英子(辰野町)伊東重明(伊那市)今井京子(駒ケ根市)小林恵美子(同)高見さゆり(伊那市)吉澤かほる(駒ケ根市)中村美須寿(飯島町)▽奨励賞=寺井茉莉子(駒ケ根市)▽新人賞=伊藤千代子(南箕輪村)漆戸芳樹(辰野町)原孝壽(南箕輪村)▽ジュニア大賞=小林美香子(駒ケ根市)▽ジュニア準大賞=内藤清香(宮田村)橋爪知佳(伊那市)▽ジュニア奨励賞=伊藤香太朗(伊那市)渋谷和奏(南箕輪村)高橋はな(伊那市)

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