集客力向上へ再整備 南アルプスむら長谷

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今年度から5年間の整備計画が示された道の駅「南アルプスむら長谷」

伊那市は4日、同市長谷の道の駅「南アルプスむら長谷」を、2021年度までの5カ年で総額1億1800万円かけて再整備する計画を市議会全員協議会に示した。今年度行う駐車場の拡張のほか、現状でも年間1000人が長谷地区を訪れているマウンテンバイク(MTB)ツアーの拠点施設などを新設して集客力向上を図る。同道の駅は小型無人機「ドローン」や車両自動運転の実証実験基地にもなっており、次世代技術の導入に向けて、地区の経済拠点としての既存機能も高めながら地域活性化を進める。

駐車場の拡張は今年度当初予算で約3500万円を計上したが、安全性の確保と収容力向上、さらに自動運転の発着点となることも考慮して、市議会9月定例会に追加の予算案を盛って総額6000万円ほどで整備する。現状では1台のスペースしかない大型バス用は5台分を確保し、普通車は30台分増えて50台ほどが止められる。

市長谷総合支所によると、長谷地区を訪れる南アルプスへの団体ツアー客は年間4000人に達するが、今までは大型バス用の駐車場が不足したため道の駅への誘導が図れておらず、大きな課題となっていた。

MTB拠点整備は2020年度に予定。民間事業者が村内の鹿嶺高原を使ってツアーを開催して盛んになっており、受け入れ窓口や休憩所などを設けて連携を図る。

ハード事業ではこのほか18年度に駐車場内にトイレを新設。19年度は近くの南アルプス公園を改修し、21年度は道の駅施設の屋根を直す。

南アルプスむらは、合併前の旧長谷村が1989年から集会施設や農産物加工施設を整備。97年に国土交通省から「道の駅」に指定された。現在はパン工房や農産物直売所、レストラン、観光情報拠点施設がある。

計画目標は昨年度14万3000人余だった入場者を21年度には16万人に増加させ、売り上げも9000万円アップの3億2200万円。ドローンや自動運転など実証実験の相乗効果により、直売所における協力者や取り扱い品目の拡大を図るほか、商品開発や団体客などの誘客に向けた営業活動の強化も進める。

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