米山さん製糸写真展 被写体の牛山さん見学

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自らが被写体となった写真を見る牛山仁志さん=宮坂製糸所ファクトリーギャラリー

岡谷市郷田の岡谷蚕糸博物館内の宮坂製糸所ファクトリーギャラリーで開かれている写真展「老いてなおお元気-92歳カイコ様を育てる」を5日、写真のテーマになった養蚕農家の牛山仁志さん(92)=茅野市金沢=が見学した。自らが被写体となった写真に、牛山さんは「恥ずかしいけれど光栄です」と話している。

写真展は、神奈川県鎌倉市在住の写真家、米山悦朗さん(81)が、2015年から3年がかりで通って約1万枚撮った中から厳選した12枚を展示。「ドキュメンタリーとして伝えるには、光の状態がバラバラなカラーよりモノクロの方が見やすい」(米山さん)と、いずれもデジタルカメラのカラー画像をモノクロに処理した作品が並ぶ。

写真では掃き立て(ふ化したばかりの毛蚕を、蚕卵紙から掃き集め、新しい蚕座に移し広げる作業)から繭を作るまでの様子を紹介。米山さんは、「近くで見ていると、牛山さんの作業は荒っぽく見えながら実はものすごく繊細。お蚕様を愛してやまない牛山さんの思いが写真を通して伝われば」と話している。

晩秋蚕の作業の合間を縫って長男の金一さん(66)と博物館を訪れた牛山さんは、写真を見ながら「お蚕様の世話をしているといやなことは何もかも忘れてしまう。死ぬまでやめられないね」と笑顔。「たくさんの写真を撮ってもらい記念になった」と喜んでいた。

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