「縄文」体感を 茅野でライフフェス9日開幕

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茅野市で「縄文」を学び、楽しむイベント「八ケ岳JOMONライフフェスティバル」が9日、開幕する。会期は10月22日までの44日間。「『生きる』はもっと素直でいい」をテーマに、食や音楽、学習、体験、表現を通して「縄文」の魅力を体感する35のイベントを繰り広げる。

9日は午前10時から同市豊平の与助尾根遺跡、市尖石縄文考古館でオープニングイベント。与助尾根遺跡で風船を飛ばした後、隣の尖石縄文考古館でアーティスト後藤映則さんが制作した記念オブジェの除幕・点灯式を行う。国宝土偶5体のレプリカ展示や、縄文風どんぐりみそ汁の振る舞いもある。入場無料。

同日は午後1時30分から、JR茅野駅前の茅野市民館で記念講演会も行う。茅野市を舞台にした小説「生きるぼくら」をはじめ、長野日報で「風神雷神」を連載中の作家原田マハさん(同市在住)が「生きるぼくら 茅野に暮らすしあわせ」と題し、人が生きる喜びや心豊かに生活するために必要なことを語る。予約不要。入場無料。

期間中は、縄文人の心や土偶の魅力に迫る講演会、市内小中学校で取り組む「縄文科」の学習展示、宮坂英弌記念尖石縄文文化賞授賞式、縄文かるた大会、夜の火祭りや尖石縄文まつりなどを開催。さらに、障がい者が作った縄文関連製品や記念切手シートの販売、建築家藤森照信氏の竪穴式茶室「低過庵」の公開、平原綾香さんのライブなど多彩なイベントを展開する。

フェスティバルは「縄文」を考古学だけでなく、国際的な視点で人やまちづくりに生かす同市の「縄文プロジェクト」に基づく初企画。市や茅野商工会議所、縄文プロジェクト実行市民会議などでつくる実行委員会を1月に発足し、準備を進めてきた。事業費は約3100万円。

3年に一度のトリエンナーレ形式で行う縄文総合芸術祭で、今回は「第0回」の位置付け。東京五輪で世界の注目が集まる2020年に「第1回」を開催し、自然と共生し助け合って暮らした「縄文」の価値観を発信する計画だ。

実行委員長の柳平千代一市長は「縄文文化をつくった人々の心のあり様は、グローバル化や情報化、技術革新が進む社会にあって現代人が忘れてはならない『人の生き方』に通じるものがある」とし、「興味のあるところから『縄文』に接し、生きることの尊さを感じてほしい。それを世界平和にもつなげていきたい」と話している。

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