細くて切れないよ蚕の糸 わかば保園児糸取り

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繭を入れた容器を持って移動しながら「糸取り」を体験する園児=わかば保育園

蚕の飼育に取り組む茅野市宮川の私立わかば保育園で4日、年長児58人が初めての「糸取り」を体験をした。飼育指導などで世話になっている岡谷蚕糸博物館(岡谷市)の林久美子学芸員を講師に招き、ゲーム感覚の楽しい方法で実施。蚕が糸を吐き出して作った繭から、細くて、長くて、丈夫なシルクが取れることを確かめた。

同園では昨年度から、年中・年長児が蚕を育てている。教室内に飼育箱を置き、日課として観察や世話をしている。春蚕や夏蚕をもらって育て、園内で卵からふ化した蚕も。命が絶える場にも直面し、生き物に対する優しい心も育んでいる。

糸取りでは園児が4グループに分かれ、事前に林さんが煮た繭を10個ずつ透明容器に入れ、糸口を出してもらい、2本のポールの間を1周ずつリレーしながら巻き付けた。最初は慎重だったが、次第に早く走っても糸は切れないことが分かり、繭の中からさなぎが出てくるまで約1時間かけて達成。糸の束にそっと触れ「柔らかい」「温かい」などと目を輝かせていた。

夢中で取り組む園児たちの姿に宮坂昌一園長は「実体験に勝るものはないですね」と話していた。

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