茅野市が配水池2施設更新へ 送水管耐震化も

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茅野市が更新工事に着手する北大塩中区配水池

茅野市は今年度、災害時に避難所や病院に水道水を安定供給するため、市街地に水を送る配水池2施設の更新と送水管の耐震化に着手する。新たに策定した「耐震送水計画」に基づく取り組みで、北大塩中区配水池(同市米沢)の移転築造工事が今月中にも始まる。

同計画は、北大塩中区配水池と埴原田配水池を更新し、医療拠点となる諏訪中央病院や避難所の茅野市運動公園に至る送水管を耐震化するもの。水源は動力を必要としない湧水の北大塩大清水水源で、停電時でも「自然流下」で給水できる環境にある。

二つの配水池は、市街地のほぼ全域に水を供給しているが、昭和30年代に建築された両施設は老朽化が進み、容量が小さく断水の心配もあった。熊本地震の教訓を受け、災害時の拠点となる避難所や病院に確実に水を届ける耐震送水計画を策定した。

配水池は2施設とも現在地の近くに移転築造し、容量の規模を大幅に拡大する。容量は北大塩中区配水池が640立方メートルから2100立方メートル、埴原田配水池は1100立方メートルから2500立方メートルに増やし、集中的な使用に対応する体制を整える。埴原田配水池では2019年度以降に小水力発電も行われる予定だ。

水道施設をつなぐ送水管は、水源から災害拠点施設までを熊本地震でも機能したという「耐震管」に入れ替える。北大塩から埴原田までの約3.6キロが直径30~45センチ、埴原田から諏訪中央病院、運動公園までの約3キロは直径10~20センチの耐震管を使う。

計画は22年度の完成を目指す。工事は北大塩配水池築造工事が17~18年度、北大塩~埴原田送水管布設替工事は18~22年度、埴原田配水池築造工事が19年度以降、埴原田~中央病院・運動公園送水管布設工事が22年度完成の予定。

工事費は北大塩中区配水池が約7億1200万円。泉建設、キタハラ、南新電気工業、田村建設が施工する。その他の工事費は未定。

市水道課は「将来的には小中学校や地 区コミュニティセンターなどの基本避難所に水を送る基幹管路の耐震化も図っていきたい」としている。

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