アサギマダラで活性化 宮田でサミット

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アサギマダラを生かした地域づくりについて意見交換したサミット

長距離を渡るチョウ・アサギマダラの里づくりに取り組む宮田村は9日、「信州アサギマダラサミットin宮田」を村文化会館で開いた。県内外からアサギマダラに関心のある約90人が参加。基調講演やパネル討論を通じ、アサギマダラを生かした地域づくりの取り組みに理解を深めて交流した。

サミットはアサギマダラを通したネットワークの構築を図ろうと開き、昨年に続いて2回目。アサギマダラの会副会長で元大阪市立自然史博物館昆虫担当学芸員の金澤至さん=大阪市=が基調講演し、アサギマダラで地域活性化に取り組む下伊那郡泰阜村、北安曇郡小谷村の各代表者、小田切康彦・宮田村長の3人がパネル討論を行った。

金澤さんは「アサギマダラは、23度前後の自分の好きな気温の場所へと移動するチョウ」と説明。アサギマダラを生涯学習のテーマとし、アサギマダラを取り巻く生物を対象としたエコツアーの実施などを提案した。

パネル討論では、泰阜村の公園「あいパークやすおか」管理人の木下之義さんが「アサギマダラを通して住民同士がつながり、マーキング調査で遠方の人とつながることを目標に、地域活性化につなげたい」と話した。小谷村教育委員会の澁谷祥充主査は「過疎化が進む山間地の集落に風を吹かせてほしい」とアサギマダラに期待。小田切村長は「アサギマダラは絆づくりになる。各家庭でもフジバカマを増やし、“アサギマダラの村”にしたい」と抱負を述べた。

宮田村は同村新田に「アサギマダラの里」を整備し、吸蜜植物のフジバカマを栽培している。村によると、今シーズンは今月4日に初めてアサギマダラの飛来を確認し、現在数匹が訪れているという。17日は「アサギマダラフェスティバル」を同里で開く。

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