2017年09月12日付

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いつごろの理科の授業で耳にしただろうか。太陽表面の爆発現象「フレア」。大規模なフレアが11年ぶりに観測され、情報通信研究機構は全地球測位システム(GPS)や電波通信に影響を与える可能性があると注意換気した▼米航空宇宙局(NASA)の観測衛星が撮影した画像では炎が噴き上がる様子が分かり、強いエネルギーを感じた。今回は地球の磁場が乱れる「磁気嵐」を観測。耳慣れない言葉でピンとこなかったが、人工衛星に影響し、スマートフォンやカーナビの位置情報に誤差が生じることがあるという▼一方で美しい大気現象も。磁気嵐によってできたとみられるオーロラが南極の昭和基地で観測された。北海道などで見られるかもしれないと天文関係者は期待したようだが、どうだったのだろう▼太陽の活動には11年前後で周期があり、現在は活動が低下しているという。ただ、減少傾向の太陽表面の黒点が数日前から増えていたらしい。同機構の研究者は下降期に入っている中で大きなフレアが起きたことは注目すべき現象だと説明していた▼この夏は日照不足だった。お日さまの活動は米や野菜、果樹などの生育に影響を与える。今では規模の大小を問わずに再生可能エネルギー源としても欠かせない存在だ。誕生してから46~48億年たつとされる太陽だが、活動は旺盛。その影響の範囲の広さは計り知れないと思いを新たにした。

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