”野麦峠”でシルク誘客 岡谷市など連携推進

LINEで送る
Pocket

岡谷市は12日の市議会9月定例会一般質問で、明治、大正期に岐阜県飛騨市や高山市から野麦峠を越えて若い工女が岡谷市の製糸工場へ働きに来た歴史を踏まえ、松本市、飛騨市、高山市の3市との広域観光連携を進めていく方針を明らかにした。3市は国内有数の観光地として知られており、広域連携により岡谷市や諏訪地域への誘客につなげたい考え。具体的な取り組みについては今後検討する。八木敏郎氏の質問に赤沼喜市産業振興部長が答えた。

岡谷市は松本市が4市による広域観光連携の構想を明らかにしたことを受け、7月に職員が松本市と情報を交換。同市長が今年の野麦峠まつりに参加した際、飛騨市側からシルクのつながりで広域連携ができないかという提案があったという。

一方、昨年7月には飛騨市の関係者が岡谷市を訪問。その際、シルクをテーマにした観光連携について情報交換を行ったという。飛騨市側からは当時岡谷市に経済的に支えられた歴史を広く伝えたいという思いや、高山市、松本市と観光連携を図り、いずれは岡谷市にもつなげたいとの考えが示されたという。

赤沼部長はこれらの経過を踏まえ、飛騨市と松本市では岡谷市のパンフレットなどを観光施設に置いてもらうことになったと説明。その上で、「松本市、飛騨市、高山市はそれぞれ観光資源が豊富な地域で国内外から多くの観光客が訪れている。シルクをキーワードに広域的な連携ができれば国内だけでなく海外の観光客にも岡谷市や諏訪地域を知ってもらえ、観光客の増加が期待できる」と前向きに取り組む考えを示した。

赤沼部長は取材に「松本市としても具体的な内容はこれから検討していきたいということだった。岡谷市としてはまず松本市と情報交換をしながら連携に向けて取り組んでいきたい」と話した。

おすすめ情報

PAGE TOP