川越しを終え「ほっと」笑顔 温かもてなし風呂

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上社山出しの曳行(えいこう)は、茅野市の宮川を渡る川越しで締めくくる。最終地点となる同市安国寺では、安国寺区の若者の「あ組」や民間企業などが、川越しでぬれた氏子のために臨時の風呂を開設し、冷えて疲れた氏子たちを迎え入れて心も体も温めている。

■ちの自動車センター

ちの自動車センター(鎌倉健二社長)は今回で4度目の風呂場。大きな洗車場を3、4の両日、3000リットル入る浴槽2基を設置して同市北山から運んだ芹ケ沢温泉で満たし”御柱温泉”に。本宮三を担当した富士見町の境・本郷・落合地区で、川を泳いだりして渡った氏子たちは4日、一仕事を終えて駆け込み、40度余りの入り頃の温泉に漬かり一息ついていた。

同町乙事の斧方係を務める五味貴英さん(45)は湯船の中で、「緊張もあったと思うが川の水の冷たさは感じなかった。明るいうちの温泉で幸せな気分」とにっこり。追い掛け綱で初めて参加した若者も「川は冷たかった。きもちいい温泉です」と人心地付いていた。同社の鎌倉社長は「どんな形であれ諏訪に生まれた以上、御柱祭に関われることはうれしい」と話した。

■こかい呉服店

こかい呉服店(小海昌訓社長)は3、4の両日、敷地内に特設の風呂を設置。井戸水と水道水を入れてボイラーで沸かし、常に温度を調整して温かい風呂に入ってもらった。

深さ約1メートル、縦横2メートルの浴槽が2槽。金属製の枠にシートを張った簡易式だが、川から上がった氏子らには格別のおもてなし。4日は、5本の柱が川を渡り、朝から夕方まで次々と立ち寄った。前後の御柱の氏子が”裸の付き合い”の交流も見られた。玉川地区梃子長の大原雅博さん(43)は「川の水は冷たく川越し後の作業もあってとても冷えた。あったかくてうれしい」と感謝していた。

温かい豚汁も振る舞われ、子ども木やり隊も喜んでいた。小海社長は「頑張っている若者を応援したくて始めた。地元で商売をしており、衣装の注文でもお世話になり感謝の気持ちです」と話していた。

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