2017年09月18日付

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学校花壇コンクールの審査の様子を伝える新聞記事に添えられた写真を見て、母校のことを思い出した。花壇があった場所のこと、花壇づくりをしたこと、卒業記念のオブジェ制作をしたことなど、通っていた頃の記憶がよみがえってきた▼卒業してしまえば学校は遠くなる。自分の子どもが同じ学校に通っていれば保護者として学校行事やPTA活動で校内に入ることもあるだろうが、それも子どもが在学しているときだけ。卒業以来、一度も母校を訪ねたことがない人もいると思う▼学校は、通学区域が地域コミュニティーの重要な単位を形成し、地域活動の拠点になるといわれる。住民にとっても、古里を離れて暮らす人たちにとっても、心のよりどころという思いはあるのではないか▼国土交通省の今年度の地域づくり表彰で、伊那市の新山定住促進協議会が全国地域づくり推進協議会会長賞を受けることが決まった。地域の一体となった取り組みで、一度は休園となった保育園を再開につなげた実績も評価されたそうだ。園児数の増加は地域を元気にし、近くにある小学校をも活気付けている▼新山地区では「学校全戸PTA」を掲げ、地域を挙げて子どもたちを見守り、学校を支えてきた伝統があるという。受賞の決定を受けて、協議会の会長が「240世帯の山あいに小学校、保育園を残せているのが誇り」とコメントしているのが印象に残った。

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