薬剤師のおためし訪問 服用、管理に助言

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10月から始まる「おためし訪問」をPRする上伊那薬剤師会の唐澤会長。家庭での服薬支援などを行う

県薬剤師会の「薬剤師のおためし訪問」が10月から始まる。厚生労働省・県からの委託で行う「患者のための薬局ビジョン推進事業」の一環で、12月末までの3カ月間、家庭での服薬を支援、飲み残しや飲み忘れ等の服薬状況を調べて助言する。上伊那薬剤師会では所属の72薬局の薬剤師が参加し、薬の管理等をサポートする。

薬剤師が行う訪問サービスは介護保険による「居宅療養管理指導」と医療保険による「在宅患者訪問薬剤師管理指導」があり、地域の医療や介護に関わる人たちと連携を取りながら、医師や歯科医師の指示により在宅療養を支援している。薬局の規模によっては訪問薬剤師が確保できないなどの人員的な課題はあるが、訪問サービス自体があまり知られておらず、浸透していないのが実情という。

県薬剤師会は昨年10~11月、多職種連携による薬剤師・薬局の在宅医療サービスを進めるため、おためし訪問を実施。ケアマネジャー、訪問看護師などから依頼を受けた患者宅を薬剤師が訪ね、支援した。報告書によると、県内85薬局で114人に対して訪問を行った。介護に関わる専門職からは、薬の服用状況、薬の管理について、訪問によって改善されたとの評価を得ており、特に▽飲み残し、飲み忘れ▽薬の整理▽薬に対する理解の向上―という面で効果が確認された。

今年度は薬剤師側からも活用を勧める予定で、認知症治療薬や糖尿病治療薬を服用している患者やその家族に重点的に声掛けする。上伊那薬剤師会でも 積極的に取り組む方針で、唐澤頼勝会長は「薬剤師か らのアプローチによって利用 者が増えると期待している。薬剤師の訪問が認知され、必要性を感じていただき、モデル事業でなく、通常の仕事として動けるように浸透させたい」と話している。

期間中の訪問は基本的に無料。おためし期間後も訪問を希望する場合は医療保険か介護保険を使って引き続き利用することができる。

問い合わせはかかりつけ薬局または会営いな薬局(電話0265・74・8989)へ。

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