台風18号影響 習焼神社の御神木倒れる

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台風18号の影響で倒れた習焼神社の御神木「夫婦桂(雄木)」

18日未明に長野県に接近した台風18号の影響で、諏訪地方でも倒木や停電などがあった。長野地方気象台によると、諏訪では午前1時51分に最大瞬間風速30・6メートルを記録。この影響で諏訪市南真志野の習焼神社では、御神木として祭られている2本のカツラ「夫婦桂」のうち「雄木」が倒れ、地元区役員らが対応を協議した。収穫前の果物や花など一部の農産物も影響を受けた。

習焼神社の夫婦桂は縁結びや祈願成就の御神木として地元に愛されている。倒れた「雄木」は1998年の調査で高さが27メートル、幹回りが4・13メートル。木の中が空洞になっており、強風にあおられて幹が割れ、境内の広場に倒れたとみられる。社殿や近くの建物には影響がなかった。

神社総代主務の矢澤洋二さん(65)によると、夫婦桂は女性が「雄木」、男性が「雌木」に参拝すると願いがかなうとされている。倒木を受け、早期の撤去と作業完了までの境内への立ち入り制限が決まった。原昭一区長(68)は「地域で愛されていた御神木で本当に残念だが、早めに対応したい。スズメバチの巣もあるので不用意に近づかないでほしい」と話していた。

倒木ではこのほか、岡谷市や下諏訪町でも倒れた木が道路をふさぐなどし、県道や市道・町道の交通が一時制限された。

JA信州諏訪によると、諏訪 地方では収穫前のキクやリ ンドウが倒れたり、こすれたりした。 ビニールハウスのビニールが外れる被害もあった。果樹では、収穫前のリンゴが 落下するなどの被害があった。リンゴ農家の笠原壽雄さん(65)=諏訪市文出=では、倒れたリンゴの木を起こしたり、落果した実を拾い集めたりした。落ちたのは約60キロといい、「被害が大きかったわけではないが、大切に育ててきたリンゴが落ちてしまい、残念だ」と話した。

中部電力によると、県内では南信地方を中心に一時約6300戸が停電した。諏訪地方では18日午後2時までに諏訪、茅野、下諏訪、原の4市町村で約1000戸が影響を受けた。

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